ウマの残り香
あ、どうも。木枯らし源吾侖です。年賀状は用意しましたか。
毎日続けようと日々努力しております。
今回は、このゲームの二大勢力、「帝国」「財閥」の他にある第三の勢力についてお話ししましょう。
この勢力の実態を知るのはやや難しいです。噂によると、彼らは
「風変わりな宗教団体。何を崇拝しているのかすら、全く分からない。」とのこと。
入会するにはかなり厳しい条件もあります。修業もするでしょう。ですが、さらに聞き込みを続けるうち、元帝国軍特殊部隊の老人曰く、
「奴等は修行を積むことにより、原点を目指す。また、予言も行っている。信用できるかどうかは定かでないが…(中略)…彼らのトップに立っているであろう、司祭はどこか温かなまなざしをしている。」(一部要約)
だそうです。
じっくり考察してくださいね。
今日のキャラクター
クレアローズ/♀/17歳
主人公の従者魔人候補の一人。回復魔法を得意とする。
そのほかには、蟻を大量に呼び出したり、巨大なカブトムシを召喚するなど。
もちろん、アイツも。北海道にはあんまりいないけれど…
彼女の能力の開花は数年前まで遡ることになる。
森の奥深くの集落で暮らしていた彼女とその一族は、厳しい掟を守り、守られ、細々と暮らしていた。彼女は代々受け継ぐ教えに従い、耳の、目の、鼻の力を養った。耳を震わせる空気が、目に映ろう光が、ただよう微粒子の香りが、言葉より強力だという常識も、持ち合わせていた。白亜紀より続くサイクルに逆らうつもりもなかった。ないないづくしでも、満ち足りていた。
彼女が14のある夜明け… 無数の魚が降り注いだ。どんな魚かは解らなかったが、
その光景は鮮烈に耳へとこびりついた。魚の体液が散る。草花はその肉塊とともに腐って朽ちる。木造の家も、例外ではなかった。
柱がまるで、そこらへんの棒きれのようにばきりと折れる。屋根はまるで雪のようになだれ落ち、瓦礫を目で追えば、やがて家族の無残な姿を目の当たりにした。
逃げた。逃げおおせた。 行くあてもなく流れ着いたあの島には、何があるのだろう…
でも、焼き魚は好き。