げんごろん基地

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奥深き人外① 【エルフ編】

 

あ、どうも。木枯らし源吾侖です。

今回は、現在制作中のゲーム「能力者」に登場する

魅力的な2大魔人種族…そのうちの一人、エルフを紹介します。

 

「エルフってアレだろ、アレ!」と言いたい気持ちもわかります。

ここでWikipediaに頼りましょう。

 

エルフ: elf, 複数形elfs, elves)は、ゲルマン神話に起源を持つ、北ヨーロッパの民間伝承に登場する種族である。日本語では妖精あるいは小妖精と訳されることも多い。北欧神話における彼らは本来、自然と豊かさを司る小神族であった。 -Wikipediaより引用

 

大体はこういった妖精です。それでは、あちらの世界のエルフは

どのような種族なのか、紹介しましょう。

 

 

1.能力者世界における「エルフ」

 

能力者世界には、主に「エルフ」「サイクロプス」といった魔人が生息している。

 

 能力者世界における、エルフの存在は非常に重要である。森林の奥深くにひそみ、家族単位の小さな群れで生活していたその動物は、狡猾な手段で狩りをする小型肉食動物…それこそが、エルフのルーツである。彼らの狩りは、もっぱら聴覚を利用した。木の枝のざわめき、腐葉土を踏みしめる足音を、決して聞き逃すことのない動物だった。その大きくて機能的な耳は現在に至るまで退化していない。

 

 時は流れ、彼らの食生活が雑食となり、同時に魔法より先に複雑な技術を身に着けた。彼らは牛を利用して畑を作る、農業をいとなむ種族へと変わっていく。(サイクロプスは、未だに狩りや採集をしていた) しかし、動物時代とは変わって”侵略行為”に対して非常に嫌悪感を抱く種族でもあった。このように、無駄な流血は避け、同種族同士でお互い繁栄し、さらに「母なる自然」を傷つけることを最低限に保っていた。が、彼らは別種族に対しては残忍であった。

 

 彼らのコロニーが大陸各地に分布していくと、「サイクロプス狩り」が行われ、人間種族の入植と共に「猿狩り」が行われるようになる。何の慈悲もない。彼らの優れた弓矢の技量に成すすべもなく、サイクロプスの数は激減していった。

 しかしこれが、「魔法」の発見と今後の発展に大いなる影響を及ぼした。

 

サイクロプスが複雑な道具を用いて戦闘し、農業を覚え、言葉を覚えていくうちに、長きにわたりサイクロプス族の秘術であった魔法がエルフにも伝来した。もちろん、人間も魔法が使えないわけではないが、エルフは魔法に対しては抜群の適性を持っていた。やがて彼らは魔法の障壁で要塞を作り、その中では日々研究が続けられていた。

                                      

彼らの果てしなき闘争は、ある半神種族が率いる「帝国」の出現まで続き、これを著した「九国史」は軍記物として非常に有名であるが、それはまた別のお話。

 

2.エルフの種類

 

 ここまで長々と説明をしたけれど、外見がよくわからん!という方々もいらっしゃるでしょう。お待ちかね、画像コーナーです。でも、人間に近い外見じゃないよ。人外っぽいよ。

 

ここで原始エルフを除く、共通の特徴としては

 

・光彩の仕組みが違い、ほぼ確認できない                  

・主に暖色系の体色 左から、多い~少ない

>オレンジ>砂色>>>黄色>ピンク色>>>>>>>>>

・頭髪は主に黒~藍色

・八重歯のような牙がある

・舌が青紫色である

 

また、画像には「頭髪の一切をそり落とした男性」を使用していることを

ご留意のうえ、閲覧してください。みんな坊主頭の訳じゃないよ!

 

 原始エルフ(Elf erectus erectus

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 目が小さく、コアラのような体形だったとされる

彼らは魔界の最初の知的生命体だった。道具を使い、火を起こす。これだけのことでも、他の生物とは相当な差が開いた。やがて彼らは文字を使い、建物を作る。このような進化のシナリオは、いちど軌道に乗ってしまえば、加速し、えげつないスピードで発展を遂げる。彼らは今後、3種類のエルフへと枝分かれする。

 

 

 東洋エルフ(Oriental Elf)

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 最もポピュラーなエルフ。耳の形は様々 高身長でスジ筋な者が多い

やがて彼らは雑食となった。この東洋エルフは農耕種族である。複雑な道具を使い、どのようにすれば最大限の効率が引き出せるか、ということにおいて頭脳を使う。大きな柵を作って外敵から仲間を守り、牧畜にも手を出した彼らの生産性はとどまることを知らなかった。やがて弓矢が改良され、外敵に対する"防衛"手段―武器の製造―をいち早く発展させたのである。こうして彼らは各地に国を作り、内陸エルフと同化していくことになる。

 

内陸エルフ(Intus autem Elf)

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 東洋エルフに比べて耳の位置が低く、上唇が大きい 中背だが小顔

エルフは3つに枝分かれした、と原始エルフの項目で説明したが、原始エルフ直系の末裔はこの内陸エルフである。まず、効率よく「畑を耕す」としよう。東洋エルフは技術を発展させ、効率の良い農具を作った。いっぽうの彼らはサイクロプスを労働力として使おう、という発想に行きついた。その過程で彼らはサイクロプスの秘術、魔法を使用するに至った。彼らの軍事力は低く見えがちだが、東洋エルフの勢力拡大の裏側には内陸エルフの「魔術師部隊」が大きく影響している。

 

 砂漠エルフ(desert Elf) 

 

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砂嵐を遮断する耳の構造と、まつ毛が特徴 エルフ族の中で一番背が低いが…

荒涼とした砂漠。ここはかつて肥沃な熱帯雨林であった。しかし、長期間に渡っての多雨や地殻変動により、土壌が流失した。この熱帯雨林の未来は、「砂漠」だった。彼らは外敵がいないことをいいことに、オアシスを確保。少ない資源をやり取りするために、東洋エルフの800年前に貨幣の概念を生み出した。砂漠を生き抜く体というより、その頭の良さが彼らを適度に繁栄させた。とある魔術師が「予言の書」を現し、東洋エルフの衰退、帝国の出現、そして勢力の拡大。 やがてこのシナリオは帝国の崩壊まで記されていると言われ、帝国図書館の最深部で眠っているという…都市伝説を流されるほどには先のことを考える頭が良く、帝国の経済における彼らの存在は大きいものとなっている。

 

 3.おわりに

 

 いかがでしたか。奥深き人外・エルフの詳しいことはいまだ解明されていない部分も多くありますので、今後にご期待ください。

 

 

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To be continued…→→→